クソ回文を作る時に僕が使ってるクソテクニック(通称クソク(回文))の紹介
クソク
4文字の単語のストック
ABAC もしくは ABCB という形の4文字の単語をなるべく沢山ストックしておきましょう。
例えば「私は」「したわ」のように回文っぽいけど1文字余りが生じることはよくあります。今回のケースで言えば 'は' (読みで言えば 'わ' )のことです。このような時あらかじめ「ABAわ」という形の単語、例えば「投げ縄」なんかをストックしてあると、「私は投げ縄したわ」のようにすぐに回文が作れます。
ABCBAD の様に5文字以上の単語の方がよりかっこよくはなるのですが、「夏季の期間」の様に間に助詞を挟むようなものは一般に使いづらいので注意しましょう。
もちろんこれらの単語を起点として回文を作りにいくのも典型的なテクニックの一つです。
Ex:「なげなわ」「オニオン」「いちにち」「かいかつ」「まんまる」「しきしゃ」
挟むペアを持っておく
例えば「女神ウミガメ」みたいなものを考えたとします。これは確かに逆から読んでも同じですが、いまいち意味が通りません(いや女神のウミガメなんだけどね.高校の時みんなに罵倒されたからね.意味が通ってないんだってさ.)。このように単語2つをくっつけただけのものを作ってしまった時におすすめなのが「この」「の子」ペアです。これらを使って「この女神ウミガメの子」とするだけでなんかちょっとそれっぽくなりますし、文字数も増えて一石二鳥です。正直なところ僕もまだあんまりペアは持ってないんですが、「今の女神ウミガメの舞」みたいな感じで同じタネからバリエーション違いも作れますし、いくつか持っておくとここぞという時に役に立ったり立たなかったりします。
注意しておくとこのテクニックは単語が何個くっついたものに対しても使えるものではありません。適当に3つ4つ単語をつなげたものを作るのはやめましょう。
この前考えた「野人妊娠斬新忍者」とかいう回文俺の手には負えない(というか負いたくない)からここで著作権放棄してフリー素材にします
— drogskol (@cureskol) October 21, 2019
小説や星の名前、問題文など好きに使ってください
「あれは野人。妊娠斬新忍者はレア」とかならギリギリセーフと言えなくもない...?
Ex:「この の子」「今の の舞」「私 したわ」「あれは はレア」
完成品を持っておく
トマトや新聞紙といった回単語は有名ですが、すでに出来上がっているため回文で使われることはあまりないですよね。しかしこうした完成品は覚えておくと手軽に回文を長く出来るため忘れないでおきましょう。「ごまと孫」の様な、逆になる単語のペアを見つけたからとりあえず回文にしましたみたいなのを見た時にすかさず「ごま食べた孫!」と言える人がモテる人です。(「孫とごま」に対して「孫食べたごま!」と言ってしまうとモテないので注意してください。)
Ex:「トマト」「新聞紙」「食べた」「色紙」「開花」
感嘆符による二回呼び
「イタリアリタイア」というタネを作ったとします。末尾に 'あ' が余ってしまっており、これは上記3つのテクニックではカバーできていません。こういう時に役に立つのが感嘆符で、これにより回単語を2回言うことで解決出来ます。何を言ってるかわからないと思うので具体的に書くと、「ぱぱぁ!イタリアリタイア!ぱぱ!」とするのです。この子はパパにイタリアがリタイアした驚きを必死に伝えようとしています。このテクニックはあまりの文字が 'る' などのケースには対応できず(ぱぱる!なんて言えないので)非常に限定的なものではありますが、「理科係だ!イノシシしのいだ理科係!」などいくつか使える場面もあるので覚えておいて損はないと思います。
Ex:「ぱぱぁ! ぱぱ!」「理科係だ! 理科係!」「トマトォ!! トマト!!」「新聞紙ぃ!!! 新聞紙!!!」
作れる単語は作る
これは説明が難しいので先に具体例を出すんですが、例えば「タイツ屋!今運転上手い奴いた!」と言う回文があります。これは状況もわかりやすく非常にいい回文なのですが一つ問題があって、タイツ屋と言う職業はありませんね。しかしないなら自分がなればいいだけの話です。僕はこの回文を成立させるためだけに将来はタイツ屋になることを決めています。このように必要なパーツが自分で生み出せそうなものなら生み出すというのも重要なテクニックです。
Ex:「タイツ屋」「つべ焼き(キャベツのつべ焼きと言う料理をそのうちクックパッドにあげます)」
クソク以外の何か
常に回文のことを考える
回文が作れそうな単語を見た時にすぐ作ろうとする姿勢を日常的に取ることがとても大事です。初めのうちは 'は' , 'の' といった使いやすい助詞となれる音を多く含んだ語や、「銀行強盗」のように先頭や末尾3文字以上が回文になっている語に注目すると良いでしょう。
慣れてきたらまだ試したことの無い単語に出会ったら必ず試すようにすると飛躍的に作成数を伸ばすことが出来ます。*1
解析学、試験中に「落書き生活」と「解析学」で回文が作れそうなことに気づいて頑張っていたら試験が終わって唖然とした
— drogskol (@cureskol) July 26, 2019
ちなみに解析学は65点でギリギリ単位は来ました。
一つのお題で沢山作って見る
お題の中で作るとどんどんクソになっていく。楽しい。回文じゃないのが混ざったりするけどそれもまた趣がある。
レタスタレ(レタスにかけて食べると美味しい)
— てぃーいけ (@1119_2916) October 21, 2019
レタス馬鹿たれ(悪口 回文ではない)
— drogskol (@cureskol) October 21, 2019
レタス足すタレ(多分美味しい オススメはレタスタレ)
— drogskol (@cureskol) October 21, 2019
タレ垂れた(悲しい)
— drogskol (@cureskol) October 21, 2019
レタータレ(レターにタレをかけて食べるとおいしい)(ヤギさんの見解)
— えびちゃん (@rsk0315_h4x) October 21, 2019
タレ庇う馬鹿たれ(根はいいやつ)
— drogskol (@cureskol) October 21, 2019
タレとれたて(鮮度が一番)
— てぃーいけ (@1119_2916) October 21, 2019
タレボーイ溺れた
— drogskol (@cureskol) October 21, 2019
ちょっと違うけど『田舎◯かない』シリーズなんかもあったりする。(「田舎行かない」「田舎着かない」「田舎しかない」「田舎島しかない」...)*2
終わりに
いかがでしたか?クソクにはここに紹介した以外にも様々なものがありますし、複数のクソクを重ね合わせて一つの回文を作ることも出来ます。
みなさんも自分なりのクソ回文を作って見てください。一緒に回文文化(これは回文ではない)を楽しみましょう。
追記
これは何?
NF宣伝を機会にアカウントを作りました。
— 京大回文部 (@Ky_oto_yK) October 24, 2019
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